マレー、肩の痛みを乗り越え4回戦へ ウィンブルドン選手権
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【7月5日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)は4日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第3シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は肩に痛みを感じながらも6-2、6-2、1-6、6-1で第25シードのアンドレアス・セッピ(Andreas Seppi、イタリア)を下し、4回戦進出を決めた。
2013年大会(The Championships Wimbledon 2013)覇者のマレーは、第4セットの第1ゲームを落とした後、右肩の治療のためにタイムアウトを取った。
世界ランク3位のマレーは、ここから6ゲームを連取し逆転すると、次戦では第23シードのイボ・カルロビッチ(Ivo Karlovic、クロアチア)と対戦する。
マレーは、最初の2セットを快調で連取したものの、31歳のセッピが右足首の治療を終えると、ここから第3セットを奪取し、第4セットを1ブレークアップとする。
しかし、肩の治療を受けたマレーが残りの6ゲームを一気に勝ち取ると、10本目のサービスエースで勝利を決め、計32本のウイナーを記録した。
「肩は大丈夫」としたマレーは、「第2セットの終わりにかけて、見た目にも明らかだったと思うが、肩甲骨の横が張っていたんだ」と明かした。
「トレーナーが来て、問題の箇所を調整してくれた。このおかげで、ずれが直った」
「90キロの大男が上に乗ってきたから、快適ではなかったけどね」
マレーは、36歳のカルロビッチとの過去5戦に全勝しているものの、カルロビッチは今大会のここまで3試合で、計136本のサービスエースを決めている。
「今日の試合とはまったく違ったものになるだろう」としたマレーは、「イボはネット際に詰めてくるだろう。彼のサーブはとても好調だから、しっかりリターンできなければ、勝ち進むことはできない」と気を引き締めた。(c)AFP