【7月6日 AFP】2014年夏、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の街は、同地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)とイスラエルとの50日間に及ぶ紛争で、甚大な被害を受けた。紛争勃発から1年、今も街に残る傷跡を、AFPのカメラマンが撮影した。

 ガザ紛争は、2014年6月のイスラエル人少年3人の誘拐事件がきっかけで発生した。イスラエル側はハマスの犯行と非難し、大規模な捜索活動を実施。パレスチナ人数百人が拘束され、少なくとも5人が死亡した。さらに、パレスチナ人少年が報復として殺害されたことで、ガザ地区側からイスラエルにロケット弾が発射される事態に発展。イスラエル軍は7月8日、ガザ地区での全面的な軍事作戦を開始した。(c)AFP