【6月30日 AFP】コパ・アメリカ(2015 Copa America)は29日、準決勝が行われ、チリが2-1でペルーを下して1987年大会以来となる決勝進出を決めた。

 チリのエドゥアルド・バルガス(Eduardo Vargas)は2得点を挙げ、母国を28年ぶりの決勝に導いた。

「太平洋クラシコ」となった一戦の前半20分、ペルーはカルロス・サンブラーノ(Carlos Zambrano)がチリのチャルレス・アランギス(Charles Aranguiz)に無謀なタックルを仕掛けて退場処分となった。

 するとチリは同42分、副審がオフサイドを取り損ねる中、バルガスがゴール前の至近距離からボールを押し込み、先制点を決めた。

 それでもペルーは後半15分にガリー・メデル(Gary Medel)のオウンゴールを誘発し同点に追いついたが、バルガスはその4分後にゴール前27メートルの位置から強烈に落ちるミドルシュートを突き刺して今大会屈指の得点を挙げ、チリが勝ち越した。

 チリは99年間の大会史上で成し遂げたことのない優勝を目指し、30日に行われるもう1試合の準決勝アルゼンチン対パラグアイの勝者と決勝で対戦する。(c)AFP