【6月29日 AFP】スペイン1部リーグ、セビージャFC(Sevilla FC)のウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は28日、ナポリ(SSC Napoli)とウェストハム(West Ham)からのオファーを拒否し、セビージャとの契約を延長した理由について、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)に出場できるからだと明かした。

 エメリ監督は、スペイン紙パイス(El Pais)のインタビーに応じ、「選手と指導者、どちらの方が決勝に行ける可能性があるだろうか?ごくわずかだ。7月6日から練習を始めるよ。FCバルセロナ(FC Barcelona)とのUEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2015)があるからね」と語った。

「われわれはチャンピオンズリーグに出場できる。セビージャは私にこのようなチャンスを与えてくれた」

「ナポリにはプロジェクトと経済力があった。だけどチャンピオンズリーグには出場できない。ウェストハムからも好条件を提示されたよ」

 エメリ監督はセビージャをヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)2連覇に導くと、今月5日にクラブとの契約を1年延長していた。

 そしてセビージャはヨーロッパリーグ王者として、2015-16シーズンの欧州チャンピオンズリーグに出場することが決まっている。

 43歳のエメリ監督は、解任されたカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)氏の後任としてレアル・マドリード(Real Madrid)の指揮官に就任したラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督の後釜を探すナポリや、ウェストハムと交渉を行っていた。

 2013年1月にセビージャの指揮官に就任したエメリ監督は、チームをスペイン1部リーグで2季連続5位に導き、欧州の舞台でも成功を収めている。(c)AFP