【6月26日 AFP】(写真追加)米インターネット検索大手グーグル(Google)は25日、自社開発した自動運転試作車がカリフォルニア(California)州シリコンバレー(Silicon Valley)のマウンテン・ビュー(Mountain View)の公道で試験走行を始めたと明らかにした。

 グーグルは泡のような丸みを帯びた形の試作車を社内で過去1年間試験して経験を積み、今回の試験開始につなげた。試作車の時速は40キロに制限され、必要に応じて「安全ドライバー」が運転を代わることができる。

 同社は「われわれは過去数年間、レクサス(Lexus)車20台余りをマウンテン・ビューの市街地で走らせてきたが、新しい自動運転試作車の出現でわれわれのプロジェクトは新たな段階を迎えた」としている。

 レクサスSUV自動運転車の総走行距離は160万キロに達した。レクサス車と同じ技術が新試作車にも使われている。

 グーグルは、自動運転車が絡んだ事故はこれまでに十数件発生したが、人が運転する車に追突されたケースが大半で、自動運転車側に責任のあった例は一件もなかったとしている。(c)AFP