【6月25日 AFP】もう200分以上もの間、ゴールのにおいすらほとんどしない。――マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で悲惨なシーズンを過ごしたラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)が、コロンビア代表として出場しているコパ・アメリカ(2015 Copa America)でもゴール欠乏症に苦しんでいる。

 ここまでのファルカオは、ベネズエラにまさかの敗戦を喫した大会初戦から存在感がなく、1-0で勝利したブラジル戦で放ったシュートはわずかに2本、低調な内容で0-0のスコアレスドローに終わった21日のペルー戦では、個人技から1度だけ決定機を作るにとどまっている。

 そのペルー戦では、ファルカオに代わってFCポルト(FC Porto)のジャクソン・マルティネス(Jackson Martinez)がピッチに立つと、コロンビアの前線は一気に迫力を増したようにみえた。マルティネスの動きの良さや体の強さは、調子が上がらない主将とはあまりにも対照的だった。

 その傷に塩を塗るかのように、ペルー戦の序盤でみせたファルカオのとある行動が、ソーシャルメディアでは笑いものにされている。

 ペルーのカルロス・サンブラーノ(Carlos Zambrano)とボールを競り合った場面で、ファルカオは顔を押さえながら大げさにピッチに倒れこんだ。しかし、映像を見る限りでは、ファルカオの顔にザンブラーノは触れてもいなかった。

 こうした状況に不安を募らせているのが、ファルカオの移籍先として有力候補に挙げられているプレミアリーグ王者チェルシー(Chelsea)のファンだ。

 あるファンはツイッター(Twitter)で、「この選手を獲得するなんて冗談としか思えない」と嘆いていた。

 チリの地でも、すっかり牙を失ってしまったようにみえる「エル・ティグレ(虎、ファルカオの愛称)」だが、それでもアルゼンチンとの準々決勝(26日)では、再びキャプテンマークを巻いて先発に名を連ねる予定となっている。

 マルティネスを先発起用すべきではとの声が大きくなるなかで、ホセ・ペケルマン(Jose Pekerman)監督は、断固としてファルカオにポジションを確約し続けるつもりでいる。