【6月24日 AFP】女子サッカーW杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)決勝トーナメント1回戦で強豪ブラジルを下し、ベスト8進出を決めたオーストラリア代表の選手会は24日、試合給を含め、選手には「より魅力的な条件」を提示されるべきだと主張した。

 マチルダス(Matildas)の愛称で親しまれる女子代表は、27日の準々決勝で前回覇者の日本と対戦するが、現行の契約では1人あたり750豪ドル(約7万2000円)しか報酬を受け取ることができない。

 一方で、男子代表は同規模の大会で準々決勝を戦う場合、ボーナスを除いても、別個の契約内容に従って8500豪ドル(約81万6000円)が支払われる。

 豪プロサッカー選手会(PFA)の担当者は、AFPに対し「現在マチルダスと話し合っているのは、彼女たちがプレーへの貢献とパートタイムの仕事、そして勉学を同時にこなさなければならない状況です」と話した。

「(しかし)マチルダスの献身は、ほとんどフルタイムに及びます。彼女たちは、過去6か月間で120日以上も合宿に参加しており、家族と離ればなれになりながら、雇用先で責任ある仕事を担うのは本当に難しいことです」

 マチルダスの現行契約が7月で終了するのに伴い、オーストラリア・サッカー連盟(FFA)と交渉を行っているという選手会は、選手が「公平で収支に見合った額を受け取る」ことができるよう説得を続けているものの、必ずしも男子と同額にする必要はないと考えている。

 担当者は、試合給や移動手段、滞在先などについて「より魅力的な条件」を提示することが、選手をトップレベルで戦える状態に保ち、明確な将来像を描くことにつながると話している。

 年間2万1000豪ドル(約201万6000円)の最低報酬額で契約しているマチルダスは、W杯のグループステージで1人あたり500豪ドル(約4万8000円)、決勝進出で1500豪ドル(約14万4000円)を受け取ることになっている。

 一方で、今年はじめに第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)を制した男子代表のサッカルーズ(Socceroos)は、選手権大会レベルのグループステージで1人あたり7500豪ドル(約72万円)、決勝進出で1万1500豪ドル(約110万4000円)の報酬を受け取る。

 男子代表には基本給が設定されていないものの、多額の広告費や、スポンサーからのボーナスが支払われているという。(c)AFP