【6月23日 Relaxnews】米ニューヨーク(New York)のクーパーヒューイット・スミソニアンデザイン博物館(Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum)では24日から、英建築家・デザイナーのトーマス・ヘザウィック(Thomas Heatherwick)氏の作品展「Provocations: The Architecture and Design of Heatherwick Studio(挑発:ヘザウィック・スタジオの建築とデザイン)」を開催する。

 ヘザウィック氏の展覧会は米国では初。ヘザウィック・スタジオが手掛けたプロジェクト計43点について、試作品、デザインのプレゼンテーションやスケッチ、実物大模型、オブジェ、写真、映像などを通じて、設計プロセスやコンセプトを紹介し、その革新的なアプローチに光を当てる。

 展示では、2014年の作品である英ハンプシャー(Hampshire)州ラバーストーク・ミル(Laverstoke Mill)のボンベイ・サファイア蒸留所(Bombay Sapphire Distillery)や、2012年にデザインが刷新された英ロンドン(London)名物の2階建てバス「新型ルートマスター(New Routemaster)」、同年開催のロンドン五輪の聖火台なども紹介される。

 展示スペースにはデジタルテーブルが置かれ、展示作品の高解像度画像を閲覧できる。このテーブルは6人が同時に操作可能で、詳細なデザインを拡大表示したり、歴史や関連事物について学んだりできるほか、建築・デザイン業界に興味のある人なら簡単な三次元(3D)モデルを実際に描いてみる体験もできるという。

 詳細は www.cooperhewitt.org で見ることができる。会期は2016年1月3日まで。(c)Relaxnews/AFPBB News