ノルウェーのサッカー選手、対戦相手に性差別的な発言でレッドカード
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【6月11日 AFP】ノルウェーサッカー協会(NFF)は9日、同国2部リーグの試合で対戦相手に性差別的な暴言を吐き、レッドカードで一発退場になった選手に対し、2試合の出場停止処分を科した。
問題の選手はベルムSK(Baerum SK)に所属するMFで、7日に行われた試合の前半25分、対戦相手からFKを獲得する際にダイブしたと抗議を受けると、けんか腰の態度で相手選手に「ゲイ」という言葉を浴びせ、退場処分を言い渡された。
問題の選手はその後、日刊紙ベルデンスガング(Verdens Gang、VG)に対して、「発言を後悔している」と語った。
「誰かを傷つけるつもりはなかったし、つい熱くなってしまった。ののしり合いの中で、度が過ぎてしまったんだ」
「ああいう発言をした者は罰せられるべきなんだ。だから審判は正しかったよ」
ノルウェー国内のサッカー規則では、攻撃的な発言やジェスチャーを行った選手には退場処分が言い渡されることになっており、NFFの規律委員会は、問題の選手に対して2試合の出場停止処分を下している。
ベルムSK側は、問題を起こした所属選手の行為を公式ツイッター(Twitter)で非難し、処分は「当然の結果」だと強調している。
「われわれは、所属選手が対戦相手に向かって性差別的発言することを容認できない。試合では多くの不適切な言葉が飛び出すものだが、今回の問題については擁護する余地もない」
(c)AFP