【6月8日 AFP】15F1第7戦カナダGP(Canadian Grand Prix 2015)は7日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が安定の走りで今季4勝目を挙げた。

 昨季総合王者のハミルトンは、キャリア通算44度目のポールポジションの優位を生かし、チームメートのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)に2.2秒差をつけてトップでチェッカーフラッグを受けた。

 モナコGP(Monaco Grand Prix 2015)ではチームのピットストップのミスに泣き、ほぼ手中に収めていた勝利を最後に逃したハミルトンだが、そこから見事に立ち直り、ロズベルグの連勝を2で止めた。

 キャリア37勝を挙げているハミルトンは、これでカナダGP4勝目。ドライバーズポイントも151点に伸ばし、134点のロズベルグとの差を17ポイントに広げている。

 ロズベルグはハミルトンを本格的に脅かすには至らなかったものの2位に入り、3位にはウィリアムズ(Williams)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)、4位にはフェラーリ(Ferrari)のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が入った。

 4連覇の経験があるフェラーリのセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は、18番手スタートから猛烈に追い上げ、5位に入った。

 ウィリアムズのフェリペ・マッサ(Felipe Massa)がこちらも力強い走りを見せて6位に、ロータス(Lotus F1 Team)のパストール・マルドナド(Pastor Maldonado)が7位に入った。

 一方、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)にとっては悲惨なレースとなり、フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)、ジェンソン・バトン(Jenson Button)ともに途中リタイヤに終わった。(c)AFP