【6月6日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)決勝のユベントス(Juventus)戦を翌日に控えるFCバルセロナ(FC Barcelona)のジェラール・ピケ(Gerard Pique)が5日、勝てば完璧なシーズンになり、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督時代の2009年に達成した3冠の偉業に肩を並べることができると語った。

 現在チームを指揮するルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、就任1年目のシーズンをグアルディオラ政権の2009年に果たした3冠で締めくくる可能性を残している。

 リーグ戦とスペイン国王杯(Copa del Rey 2014-15)のタイトルをすでに手にしているバルセロナは、決戦の地ベルリン(Berlin)のオリンピアシュタディオン(Olympiastadion)でユベントスに勝利すれば、史上初となる2度目の3冠を達成し、歴史に名を刻むことになる。

 ピケは、「何が起きても素晴らしいシーズンになるが、もしこのチャンピオンズリーグのファイナルで勝てば、僕らは歴史を塗り替えることになる。2009年のような完璧なシーズンになる」と語っている。

「二つのタイトルを獲得し、チャンピオンズリーグのファイナルにたどり着いたのだから喜んでいいのかもしれないが、僕らは優勝の最後のチャンスを手にしていて、完璧なシーズンまであと90分だ」

 2008年から2012年までグアルディオラ監督の下で14個のタイトルを獲得している28歳のピケは、現在のスター軍団が2009年のチームと同等であることを証明したいと考えている。

「ここで重要なのは、僕らが再びチャンピオンズリーグのファイナルの舞台にいるということだ。比較するのは嫌いだ。優勝しなかった昨季や一昨季と比べることも、ペップ(グアルディオラ監督の愛称)のチームと比べられることも嫌だ。今は比べられたくない」

「違うチームなのだが、今の方がいいと言う人もいるし、数年前のプレーを好む人もいる。大事なのは任務を果たすことで、この試合に集中する必要がある。今季これまでの通りプレーすれば、優勝するチャンスがあるだろう」

 また、2年前にバルセロナに加わり、まだチャンピオンズリーグ優勝を経験していないネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は、欧州で最も権威のある同タイトルを獲得すれば夢がかなうと語っている。

「自分としては、このファイナルでプレーすることが夢だった。6歳か7歳の頃からずっとチャンピオンズリーグのファイナルで勝つことを夢見てきた。今その時が来た。明日は自分のすべきことをすれば、チームメートとその瞬間を楽しめるだろう。サッカー人生で多くの決勝の舞台でプレーしてきたが、自分にとっては今回が最も重要な決勝の一つ。最後はトロフィーにキスをして、神に全てを感謝したい」

(c)AFP