【6月3日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長が2日、辞意を表明したことを受けて、数多くのサッカー関係者がコメントを発している。ここでは、その中から主だったものをまとめた。

――「難しい決断、勇敢な決断、正しい決断だった」

欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長。29日に行われた会長選では、ブラッター会長の対立候補への支持を表明していた。

――「われわれは、ブラッター会長の退任という決断に深い敬意を表する。必要な改革のきっかけを作る、そしてFIFAの新たなリーダーシップに道を譲り、変化を促す決断だ」

国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長

――「なぜ先週のうちに辞任しなかったのか?何らかの決定的証拠がきっとあるんだろう。あの男はもうずっと、高潔ではなかった。今、彼は去った。それを祝福しよう」

イングランドサッカー協会(FA)のグレッグ・ダイク(Greg Dyke)会長。ブラッター会長を最も厳しく批判していた。

――「私の中では、今でもプラティニが一番の候補だ。ずっと言ってきたことだがね」

フランスサッカー連盟(FFF)のノエル・ル・グラエ(Noel Le Graet)会長。プラティニUEFA会長の助言を無視し、FIFA会長選ではブラッター会長に投票した。

――「私としては、(ブラッター会長の)辞任は青天のへきれきだ」

ロシアのビタリー・ムトコ(Vitaly Mutko)スポーツ相。FIFAの理事会メンバーでもある。

――「悲劇だ。われわれの、そして本人のためを思えば、なぜもっと早くこうしていなかったのか」

ドイツサッカー連盟(DFB)のウォルフガング・ニールスバッハ(Wolfgang Niersbach)会長。こちらも理事会メンバーの一人。

――「アリ王子には、いつでも会長職を引き継ぐ用意がある。聞いてみるべきだ」

ヨルダンサッカー協会のサラ・サブラ(Sala Sabra)副会長。アリ・ビン・アル・フセイン(Ali Bin Al Hussein)王子が、次回の会長選にも立候補する可能性を示唆している。

――「ここしばらくなかった最高のニュースだ!ゼップ・ブラッターのFIFA会長辞任は、サッカーの新たな時代の始まりだ」

元ブラジル代表で政治家のロマーリオ(Romario)氏。

――「ようやく変化の時が来た。金曜に、その日は遅かれ早かれやって来ると言ったが、今がその時だ!」

元ポルトガル代表のルイス・フィーゴ(Luis Figo)氏。同氏が会長選への出馬を取りやめたため、アリ王子に対立候補が一本化された。

――「とてもいいニュース」

オランダサッカー協会(KNVB)会長のミカエル・ファン・プラーク(Michael van Praag)氏。こちらも出馬を取りやめ、アリ王子への支援を表明していた。(c)AFP