【6月1日 AFP】スペイン人歌手、エンリケ・イグレシアス(Enrique Iglesias)さん(40)が5月31日、メキシコ北西部ティフアナ(Tijuana)近郊で行われていたコンサートの最中に無人機(ドローン)で手を負傷し、米ロサンゼルス(Los Angeles)の医療機関に搬送された。イグレシアスさんの代理人が、AFPに明らかにした。

 グラミー賞(Grammy Awards)歌手のイグレシアスさんは先月30日夜、ファン数千人の前でパフォーマンスを披露していた際に、会場内を飛行していたドローンをつかもうとして右手の指数本を切るけがをした。イグレシアスさんのコンサートでは、ステージ上での演奏をより間近に見られるよう、ドローンを使っての撮影が頻繁に行われていたという。

 今回のステージでは、機体をつかもうとして触った場所が悪かったことから、右手の指数本を切るけがをしてしまった。この影響でコンサートは予定より早く終了となった。事故直後、イグレシアスさんの手は、包帯でぐるぐる巻きにされたという。

 代理人の声明によると、イグレシアスさんは、米ロサンゼルスに搬送され、専門医を受診したという。(c)AFP