【5月29日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2015)は28日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第6シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-4、6-3、6-1でニコラス・アルマグロ(Nicolas Almagro、スペイン)に快勝した。

 前回覇者のナダルは、全仏で通算10個目のタイトル獲得に向けて順調に勝ち進み、3回戦ではロシアのアンドレイ・クズネツォフ(Andrey Kuznetsov)と対戦することが決まった。

 通算14回目となるアルマグロとの対戦で13勝目を記録したナダルは、「すごくハッピーだ。試合の手応えは最高で、とても安定している」と語った。

 第1セットのナダルは、ブレークに成功して2-1とリードすると、これが決め手となってセットに競り勝った。

 続く第2セットでは、28歳のナダルが最初のゲームを制して再び主導権を握る一方で、アルマグロも第3ゲームで初めてブレークチャンスを迎えたが、その望みはすぐに消滅してしまった。

 その後、ブレークバックに成功して3-5としたアルマグロだったが、徐々に失速すると、ナダルが即座に反撃してセットを連取した。

 ナダルは、第3セット以降も相手を寄せ付けず、第2、第4ゲームでブレークに成功すると、全仏オープンで通算68個目の白星を記録した。

 一方、全仏で3度ベスト8入りを果たしている元トップ10選手のアルマグロは、足の手術を受けて2014シーズンの半分を棒に振り、現在154位まで後退している。(c)AFP/Dave JAMES