【5月26日 AFP】ロシアとイランは25日、ロシア製の高性能地対空ミサイルシステム「S300」を近くイランに納入することで合意した。両国の外務次官がモスクワ(Moscow)での協議後、明らかにした。

 ロシアのミハイル・ボグダノフ(Mikhail Bogdanov)外務次官との協議後、イランのホセイン・アミル・アブドラヒアン(Hossein Amir-Abdollahian)外務次官はS300の納入の時期について、「可能な限り早急に」と語った。これまでイラン政府は、同ミサイルの納入時期を年内としていた。

 ロシアからイランへのS300引き渡しは、2010年に当時のドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領が同ミサイルの禁輸措置を導入したため阻止されていた。だが今年4月、スイス・ローザンヌ(Lausanne)で行われたイランと主要6か国による核協議が画期的な枠組み合意に達したことをうけて、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が禁輸措置を解除する大統領令に署名し、引き渡しが可能となった。

 ロシア政府も、イランと主要国の核協議で進展がみられたことから、もはやイランへのS300輸出を禁じる必要性はなくなったとの見解を発表した。

 一方、イスラエルはロシアの対イランS300輸出を強く非難しており、米政府も懸念を示している。(c)AFP