ベルルスコーニ氏が事実上のインザーギ監督解任発言か、伊報道
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■最悪のシーズン
通算7度の欧州制覇を誇る名門ミランは、17日のリーグ戦でサッスオーロ(US Sassuolo)に2-3で敗れ、来季の欧州カップ戦出場の可能性が完全に断たれた。インザーギ監督の運命は決まったと示唆する今回のベルルスコーニ氏の発言は、その直後に出たものだった。
試合後、インザーギ監督は「残りたい。できることがまだまだ残っている」と発言し、結果が出るまでもう少し時間が欲しいと懇願していたが、執行猶予が与えられる可能性は限りなく低い。
ミランは現在、リーグ戦2試合を残して順位は11位にとどまっており、このまま行けば、約30年前にベルルスコーニ氏がオーナーとなって以降では、最悪の成績でシーズンを終える恐れもある。
クラブのユースチームの指導者から昇格し、元チームメートのクラレンス・セードルフ(Clarence Seedorf)前監督の後を継いでトップチームの指揮官に就任したインザーギ監督だが、41歳という年齢もあって、引き出しの少なさは広く指摘されている。
ミランOBで、イタリア代表でもプレーした監督は、クラブとの契約をあと1年残している。
その一方でベルルスコーニ氏は、自身の持つ株式の売却について、新しい投資家との話し合いを継続していると話した。しかし、タイの実業家ビー・テチャウボン(Bee Taechaubol)氏に対する辛辣(しんらつ)なコメントから判断する限り、ベルルスコーニ氏の中で、ビー氏は候補から外れたようにもみえる。
ベルルスコーニ氏は、「ミランを買いたいのであれば、人気取りという以上の動機を持っていなくてはならない」と話している。
今月上旬には、ベルルスコーニ氏が持つクラブの株式51パーセントをテチャウボン氏の投資グループに売却することで、間もなく合意すると言われていたが、現在、交渉は暗礁に乗り上げているようだ。その理由は、テチャウボン氏側がさらに多くの株式を取得する場合の条件にあると言われている。
そのためか、ベルルスコーニ氏は、クラブの支配権を手放す考えを改める可能性を示唆している。78歳のベルルスコーニ氏は、脱税事件で有罪となったことで社会奉仕活動を命じられていたが、先ごろその活動を完了して以降は、再びサッカーに対する関心を強めている。
元首相にして、メディア王のベルルスコーニ氏は、「サッカーに全力を傾けることが果たして今の私に可能なのか、もう少し様子を見る必要がある。ミランはできる限り早く欧州の舞台へ戻らなくてはならない。この年になって、みんなのためにできることといったら、トロフィーを掲げるくらいしかない」と話している。(c)AFP/Angus MACKINNON