【5月20日 AFP】イタリアメディアは19日、セリエAのACミラン(AC Milan)を所有するシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)氏が、フィリッポ・インザーギ(Filippo Inzaghi)監督の今季限りでの解任を事実上認める発言をしたと報じた。

 報道によれば、ベルルスコーニ氏は18日遅くにサポーターグループの元を訪れ、「インザーギは選手たちといい関係を保っているが、多くの面でわれわれとは(今後どうするかという)ビジョンが異なっている」と話したとしている。

「時機をみて、(インザーギ監督には)そのことを伝える。どうするかは決まりつつある」

 こうして、ベルルスコーニ氏はすでに監督交代を検討していることを示唆したが、かつてチームの指揮を執ったカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督が復帰する見込みについては、「具体的な名前は話し合う必要がある」として、ひとまず否定している。

 2003年と2007年にチームを欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇に導いたアンチェロッティ監督は、現在スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)で指揮を執っているが、シーズン無冠が確定しているため、今季限りでレアルを離れるとのうわさが浮上している。

 しかしこれまでの実績を考えれば、仮にレアルを退団したとしても、アンチェロッティ監督には、資金力の低下したミラン復帰よりも魅力的な選択肢がいくつも用意されている可能性は高い。

 もう少し現実的な選択肢としては、ユベントス(Juventus)の前指揮官で、現在はイタリア代表を率いるアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督の名前も挙がっている。しかし、同監督の就任はあり得るかと問われたベルルスコーニ氏は、「ちょっと待ってくれ、ここはそういうことを話す場ではない」とだけ答えたという。

 クラブの財政を立て直すため、外部の投資家を探しているベルルスコーニ氏は、インザーギ監督に対し、クラブの下部組織出身の選手に出場機会を与えてほしいと要求を出したものの、無視されたと話している。

「おもしろい若手が何人かいるんだから、彼らがトップチームでプレーするところを見たいという望みを伝えたんだが、聞き入れられなかった」