移籍希望のスターリング、クラブの年間表彰式でブーイングを浴びる
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【5月20日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)を退団する意思を固めたとされているイングランド代表ラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)が19日、クラブの年間表彰式に出席し、最優秀若手選手賞を受賞したが、会場ではブーイングと残留を求める声が飛び交った。
2010年にクイーンズパーク・レンジャーズ(Queens Park Rangers)から加入し、現在20歳となるスターリングについて、19日付の新聞各紙は、クラブが提示した週給10万ポンド(約1700万円)の契約延長の申し出を拒否し、移籍先の検討に入ったと伝え、ファンは気持ちをかき乱されていた。
スターリングの代理人は、報道が「不必要に過熱している」とコメントして授賞式の前に騒ぎを沈めようとしたが、本人が22日にブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督、イアン・エアー(Ian Ayre)最高経営責任者(CEO)と話し合いを行い、そこで改めて退団の意思を伝えることが濃厚とみられている。
授賞式に姿を見せたロジャーズ監督は、今季は「難しい、苦しいシーズン」だったことを認め、「不測の事態が多くて難しくなってしまったが、選手たちは全力を尽くしてくれた」と話した。
ロジャーズ監督自身も、チームがまたしてもシーズン無冠に終わったばかりか、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場も逃したため、去就について楽観はできない状況となっている。
スターリングは以前、英国放送協会(BBC)に対して、自分は「金の亡者」ではなく、タイトルがもっとほしいだけだと話しているが、実際に移籍市場へ出ることになれば、獲得に最も近いのは、リーグ連覇を逃したマンチェスター・シティ(Manchester City)だとされている。
チャンピオンズリーグでのプレーを希望しているというスターリングには、シティのほかにアーセナル(Arsenal)、チェルシー(Chelsea)、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)が興味を持っており、動向を注視していると伝えられている。
スターリングは、チェルシーと1-1で引き分けた10日のリーグ戦の前に、退団の意向をロジャーズ監督に伝えたとされているが、クラブはもちろん残留を望んでいる。
スターリングは、リバプールとの契約があと2年残っており、現在は週給3万5000ポンドを受け取っているが、オーナー会社のフェンウェイ・スポーツ・グループ(Fenway Sports Group、FSG)は、5000万ポンド(約94億円)前後の移籍金が提示されれば、売却を検討する可能性が高い。
今季のリバプールは、昨夏にスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)へ放出したルイス・スアレス(Luis Suarez)の穴を埋めきれずに苦しんだだけに、仮にスターリングがチームを離れることになれば、ロジャーズ監督はさらなる痛手をこうむることになる。(c)AFP