【5月19日 AFP】チリ当局は18日、砂浜で海鳥約1300羽が死んでいるのが発見されたことを受け、謎の大量死の原因について調査をしていると発表した。

 チリ農業牧畜局(Agriculture and Livestock ServiceSAG)によると、ミズナギドリ科に分類されるこれらの海鳥は、漁網にかかって水死したか、同国の固有種ではない鳥インフルエンザウイルスによる感染症などで病死した可能性があるという。

 大量死した海鳥は17日午後、南部の入り江の町Lengaにある小さな黒砂の砂浜を訪れた人々によって発見された。同町には主に漁業や観光業で生計を立てる住民数百人が暮らしている。

 SAGは現在、死因を特定するために海鳥から採取したサンプルの分析を進めているという。

 同地域では2010年にも、鳥数百羽が集団死しているのが発見されている。当局は当時、漁網にかかったことが原因と判断した。(c)AFP