【5月18日 AFP】フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)のアンドレ・アイェウ(Andre Ayew)がクラブ退団を表明し、夢のイングランド・プレミアリーグ移籍へ一歩前進した。

 今年のアフリカネーションズカップ(2015 The Africa Cup of Nations)で決勝に進出したガーナ代表でFWを務める25歳のアイェウは、マルセイユに来季の欧州チャンピオンズリーグ2015-16(UEFA Champions League 2015-16)出場の可能性が残されているものの、それだけでは足りないと語った。

 今季開幕時にロリアン(FC Lorient)へ移籍した弟のジョルダン・アイェウ(Jordan Ayew)ともマルセイユでチームメートだったアイェウには、リーグ1の選手の動向を常に追っているものの降格危機にさらされているニューカッスル(Newcastle United)や、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)、アーセナル(Arsenal)、そしてアイェウが子供の頃憧れたリバプール(Liverpool FC)など、プレミアリーグの各クラブが興味を示している。

 絶好調の前半戦でリーグ首位に立ったものの、その後調子を崩して優勝争いから脱落したマルセイユで、アィエウは今季27試合で10得点を記録している。

 アイェウは、「クラブを出ていく。ページはめくられた。決断の裏にはいろいろなことがあった。僕が残れるようになるための解決策を探しはしたけれど、両陣営にとって、スポーツ面、そして金銭面で状況が込み入っていた」と、コメントした。

「僕はもっと期待していたんだ。来年に向けてもっと戦える、優勝を狙うチームをクラブに求めたけれど、確信は持てない」

 元マルセイユのアベディ・ペレ(Abedi 'Pele' Ayew)氏を父に持つアイェウはまた、「クラブは今僕がもらっているのと同額の給与をオファーしなかった」と続けた。

 クラブのユースチームで頭角を現し、マルセイユに約10年在籍するアイェウは、レンタル先から復帰してからのここ5年でチームの鍵を握る存在となった。

 そんな中、ヴァンサン・ラブルン(Vincent Labrune)会長は、プレミアリーグのクラブがオファーを出すほどの給与は、マルセイユには準備できないと明かしている。

 13日付の英紙インディペンデント(Independent)で会長は、「アイェウをとどまらせることは無理だ」と語った。

「彼はマルセイユにとって非常に重要な選手だが、イングランドのクラブが出せる額のオファーはわれわれに不可能だ」

「残念ながら、彼は退団することになる。イングランドや他のリーグで、彼にふさわしい、素晴らしいキャリアを送ってくれることを願っている」

(c)AFP