元イングランド代表MFがコカイン陽性で出場停止処分
このニュースをシェア
【5月16日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、ハル・シティ(Hull City)のジェイク・リヴァーモア(Jake Livermore)からコカインの陽性反応が出たと報じられる中、同選手がイングランドサッカー協会(FA)とクラブから出場停止処分を受けた。
リヴァーモアが薬物検査に引っかかったとの報道が出回った15日、クラブは同選手の出場停止を認める声明を発表した。
クラブ側は報道について認めていないものの、英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)は、リヴァーモアが4月25日に2-0でクリスタルパレス(Crystal Palace)戦の試合後に行われた薬物検査をパスできなかったと伝えている。
25歳のリヴァーモアは、9日に行われたバーンリーFC(Burnley FC)でも残留を争うハル・シティの一員としてプレーしていたが、同紙は、クラブが「検査の結果を通知された時点で、出場停止にせざるを得なかった」とした。
ハル・シティは声明で、FAからの出場停止処分を受けてクラブも同様の処分を下したとしている。
英紙は検査結果が確定すれば出場停止期間は6か月程度になるとしている。2002年には当時チェルシー(Chelsea)に所属していたGKマーク・ボスニッチ(Mark Bosnich)は、コカインの陽性反応が出て9か月の出場停止処分を受けた後、クラブから解雇されている。
2012年のイタリア代表との親善試合でイングランド代表での唯一のキャップを飾っているリヴァーモアは、今季リーグ戦36試合中35試合に出場している。
ハルは残留圏と勝ち点2差としており、16日にはリヴァーモアがかつて在籍していたトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と対戦し、リーグ最終節にはマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦に臨む。(c)AFP