【5月15日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)と国際自動車連盟(International Automobile FederationFIA)元会長のマックス・モズレー(Max Mosley)氏(75)が、同氏の参加した「SM乱交パーティー」の画像をめぐる法廷闘争で和解に至った。モズレー氏の代理人が15日、明らかにした。

 代理人はAFPの取材に対し、双方が和解で同意したことを認めた上で、和解内容は公表できないと語った。グーグルの広報担当もAFPに対し、両者が和解で合意したことを認めた。

 ドイツの裁判所は昨年1月、グーグルに対し、問題の画像が同社のドイツ版サイト「google.de」に表示されることを防ぐ措置を講じなければならないとの判決を下した。同様の判決はフランスでもこの2か月前に出されていた。

 独裁判所は、該当の画像6枚について、すでに廃刊した英大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド(News of the World)」がモズレー氏のプライバシーを著しく侵害して撮影した映像をもとに作成されたものだと判断。グーグルは判決当時、上訴する方針を明らかにしていた。(c)AFP