【5月16日 AFP】第98回ジロ・デ・イタリア(2015 Giro d'Italia)は15日、第7ステージ(グロッセトからフィウッジ、264キロメートル)が行われ、前日の落車で肩を脱臼したティンコフ・サクソ(Tinkoff-Saxo)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)は、総合首位のピンクジャージー(マリア・ローザ)を守り抜いた。ランプレ・メリダ(Lampre-Merida)のディエゴ・ウリッシ(Diego Ulissi、イタリア)が、ステージ優勝を飾っている。

 ウリッシは、最後のスプリント勝負でモビスター・チーム(Movistar Team)のフアン・ホセ・ロバト(Juan Jose Lobato、スペイン)とオリカ・グリーンエッジ・サイクリングチーム(Orica GreenEDGE Cycling Team)のサイモン・ゲランス(Simon Gerrans、オーストラリア)を退け、7時間22分に及んだ長丁場を制すと、サドルから腰を上げ、地面にキスをした。

 総合優勝の本命で32歳のコンタドールは、前日に観客のカメラが原因となった集団落車で肩を脱臼し、第7ステージに出走することが疑問視されていただけに、この25年で最長となったステージを終え、同じく地面に口づけたいような気分になったかもしれない。

 第6ステージの終了後には、左腕を上げることすらできなかったコンタドールだが、チームは、2008年大会覇者のコンタドールが痛みに強いことを知っていた。

 そのため、コンタドールがクライマーの武器であるダンシングの姿勢に入ったときも、周囲が驚くことはなかった。

 第69回ブエルタ・ア・エスパーニャ(69th Vuelta a Espana)を制しているコンタドールは、「早くホテルに戻って休憩し、肩にアイスパックを当てたい」とコメント。「4時間が経過したあたりから、腕をどうしたら良いか分からなくなっていた」と明かした。

 専門家の中には、コンタドールが戦略的にけがを大きくみせているのではないかとの指摘もある。

 16日の山岳ステージを控え、コンタドールは「明日はタフな戦いになる。いつもなら攻撃的に仕掛けていたけど、今回は守る形になりそうだ」と話した。

 第8ステージは、平均勾配6.9パーセントの13キロの上りであるカンピテッロ・マテーゼ(Campitello Matese)の頂上ゴールとなる。(c)AFP