【5月15日 AFP】(一部更新)米メディアの報道によると、ブルース界の巨匠B・B・キング(B.B. King)さんが、米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)で14日夜、死去した。89歳だった。

 娘のパティ(Patty King)さんが米CNNテレビに語ったところによると、キングさんは今月、脱水症状によりラスベガス市内の病院に入院していた。

「キング・オブ・ブルース(ブルースの王様)」と称されるキングさんはミシシッピ(Mississippi)州生まれで、ロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)入りを果たしている他、史上最高のギタリストの一人とされている。

 20年以上前から2型糖尿病を患っていた他、昨年10月にはツアー中に体調を崩し、脱水症と疲労の症状がみられると診断されて残りの公演をキャンセルしていた。

 キングさんはこれまでに50枚以上のアルバムをリリースしており、代表作に50年代のヒット曲「Three O'Clock Blues」や70年の「The Thrill Is Gone」、89年にアイルランドのロックバンドU2と共演した「When Love Comes to Town」などがある。(c)AFP