【5月15日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ選手会(NFLPA)は14日、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)のQBトム・ブレイディ(Tom Brady)が「デフレートゲート(deflategate)」と称されるスキャンダルで4試合の出場停止処分を受けたことに対し、異議を申し立てたことを明らかにした。

 NFLPAは、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のロジャー・グッデル(Roger Goodell)コミッショナーによるものではなく、独立した裁定人による問題の審理を求めた。

 今年2月の第49回スーパーボウル(Super Bowl XLIX)でペイトリオッツを優勝に導いたブレイディは、テッド・ウェルズ(Ted Wells)捜査官の指揮による調査で、同1月に行われたインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)とのアメリカン・カンファレンス(AFC)決勝において、チームの用具係がボールに細工してリーグの基準を下回る空気圧にしていたことを「少なくとも大筋で認識していた」と結論づけられ、来季の4試合を出場停止とする処分が下されていた。

 NFLPAは声明で、「トロイ・ビンセント(Troy Vincent)上級副社長が言い渡したトム・ブレイディに対する4試合の出場停止処分について、異議を申し立てた」と声明を発表した。

「NFLは規律上の問題に関して、これまで不合理で独善的な裁定を行ってきた。今回の上訴については、中立な立場の仲裁人に判断してもらうのがフェアだ」

「声明で明らかにした通りに、もしテッド・ウェルズ氏とNFLが報告された証拠が『正当』であり、『有罪につながるもの』であるなら、完全に独立した第三者にそれを提出するに足る自信を持っているに違いない」

 リーグ側は11日、ブレイディへの処分に加え、ペイトリオッツに対して罰金100万ドル(約1億2000万円)の処分を科し、ドラフト指名権についても2016年の1巡目と2017年の4巡目を剥奪した。(c)AFP