【5月15日 AFP】ブルンジのピエール・ヌクルンジザ(Pierre Nkurunziza)大統領打倒を狙ったクーデターは失敗に終わったとクーデター首謀者の副官が14日、AFPに認めた。

 シリル・ヌダイルキエ(Cyrille Ndayirukiye)大将はクーデター宣言の翌日の14日遅く、「個人的には、われわれの運動は失敗したと認識している」と述べた。 「体制を支持する軍の圧倒的な決意にぶつかったのだ」

 この発言に先立ち、ブルンジの大統領府は14日夜、ヌクルンジザ大統領がブルンジに帰国したと発表していた。ただし大統領府の発表以外に同大統領の帰国を確認する情報はなく、同大統領の正確な居場所も明らかになっていない。

 同大統領は、前情報機関長官のゴドフロア・ニヨンバレ(Godefroid Niyombare)少将がクーデターを宣言した13日には、地域周辺国首脳との会談のためにタンザニアに滞在中だった。(c)AFP