【5月14日 AFP】イラク国防省は13日、米軍主導の有志連合軍が、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」ナンバー2のアブアラ・アファリ(Abu Alaa al-Afari)容疑者を含む同組織の最高幹部らを標的にした空爆を実施したと発表した。だが米軍は、この主張を疑問視している。

 イラク国防省の声明によると、空爆が標的としたのはタルアファル(Tal Afar)のモスク(イスラム礼拝所)で行われた集会。だが声明は、アファリ容疑者が死亡したかどうかについては触れていない。

 アファリ容疑者が死亡したとの報道がなされたことを受けて、ISに対する空爆作戦を統括する米中央軍(US Central Command)は「こうした主張を裏付ける情報はない」との声明を発表。「だが、一部メディアが報じているように、連合軍の戦闘機がモスクを攻撃したとの事実はない」と付け加えた。(c)AFP