【5月13日 AFP】レアル・マドリード(Real Madrid)のカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は12日、チームメートがパスを出さないことが不調の原因だと話したギャレス・ベイル(Gareth Bale)の代理人に反論し、内情を知らない人間が口をはさむべきではないと語った。

 ウェールズ代表のベイルは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)準決勝第1戦で低調なパフォーマンスをみせて激しい批判にさらされており、レアルも1-2でユベントス(Juventus)に敗れている。

 この批判について、2013年9月に史上最高額でのレアル移籍を成立させたベイルの代理人ジョナサン・バーネット(Jonathan Barnett)氏は、「レアルはベイルをもっとうまく使って、もっとパスを出すようにすべきだ」と発言し、自身が担当する選手を擁護していた。

 すると今度は、アンチェロッティ監督がバーネット氏の発言に反論した。しかしアンチェロッティ監督も、立場としてはバーネット氏と同様に、1月以降わずか3得点しか記録していないベイルを擁護する側に立っている。

 ユベントスとの第2戦を控えた12日、アンチェロッティ監督は、「ベイルはいいシーズンを送っていると思う。昨季はカップ戦の決勝などで重要な得点を決めたが、少しの幸運さえあれば、またそういうチャンスが巡ってくる可能性はある」とコメントした。

「ベイルの今シーズンには満足している。世の中にはおしゃべり好きが多いが、彼らはときどき、しゃべりすぎることがある」

「ベイルの代理人は、練習に一度も姿を見せたことがないし、チームの雰囲気も知らない。外からものを見て言っているだけだ」

「ベイルがチームメートと衝突したことなどない。チームメートの側からもだ。ベイルはチームメートが大好きだし、みんなもベイルが大好きだ。何も言わない方がよかった」

 ブラジルW杯(2014 World Cup)でスターの仲間入りを果たしたハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)も、ベイルが仲間外れにされているという見方を否定し、2シーズン連続のチャンピオンズリーグ決勝進出を果たすには団結が必要だと呼びかけた。

「ギャレスは良い選手だし、みんな彼とプレーしたいと思っている。だけどそれはギャレスに限ったことではない。クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)やハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)、いろんな選手と一緒にプレーしたいんだ」

「僕たちはチームなんだから、全員で団結しなくてはならないと思う」

 リーグ戦のレアルは、残り2節で首位FCバルセロナ(FC Barcelona)に勝ち点4差をつけられている。そのためチャンピオンズリーグ制覇は、チームに残された唯一の現実的な主要タイトルとなる。

 今大会で優勝を飾れば、史上初めてチャンピオンズリーグを4回制した指揮官になるアンチェロッティ監督は、「最高の準決勝を戦って、決勝の舞台に戻るチャンスをつかむ。チームはそのことに集中しているし、気持ちも高まっている」と話した。

「今シーズンで最も重要な瞬間だ。2年連続の決勝まで、さらにはこの大会の歴史に名を刻むまで、あと一歩のところに来ているのだから」

 アンチェロッティ監督は、膝の負傷のため1か月戦列を離れていたカリム・ベンゼマ(Karim Benzema) が、出場可能な状態に戻っていることを明言したが、エルナンデスとどちらを先発で起用するかは明かさなかった。(c)AFP/Kieran CANNING