【5月12日 AFP】FCバルセロナ(FC Barcelona)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)準決勝第2戦を翌日に控え、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)は、3点差を覆してサッカー界を驚かせる自信があると豪語した。

 6日に行われた第1戦で、バイエルンは0-3という完敗を喫した。それでもミュラーは、FCポルト(FC Porto)との準々決勝で、第1戦を1-3で落としながら、第2戦を6-1として4強入りを決めたバイエルンにとって、逆転は不可能なものではないと考えている。

 25歳のミュラーは、「奇跡が必要だとは思わない。カンプ・ノウ(Camp Nou)を後にしてから、それだけを目指してきた」と話した。

「僕らが勝ち抜けば、サッカー界を驚かすことができる。自分次第で奇跡が起こせるか、それは分からないけど、サッカーでは多くのことが可能になる」

「だから望みを捨てちゃいけないし、自分たちを信じるんだ」

「僕らは2週間前と同じ状況にいる。ポルト戦のように物事が進むかは分からないけど、実現しなくちゃいけないね」

 それでもミュラーは、絶好調のリオネル・メッシ(Lionel Messi)擁するバルセロナの怖さを理解しており、「ちょうどいい加減で攻撃を強化し、ボールを持ったときも、この前みたいに焦ってはいけない」と対策を考えている。

「失うものは何もないという気持ちで、選手も監督も試合に臨む」

「挑戦するよ。まだ終わっていない。最後のホイッスルが鳴るまで、全力を出し続ける」

 バルセロナは第1戦で、メッシが2得点を続けざまに挙げると、最後はネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)がだめ押しの1点を追加した。

 バイエルンのDFラフィーニャ(Rafinha)は、失点を防ぐために全力を注がなければならないが、メッシを抑えることだけに気を取られてはいけないと語った。

「問題はメッシだけじゃない。バルサのチーム全体が問題なんだ」

「彼(メッシ)がどれだけ良い選手かは、誰でも知っている。ああいう選手は、ほとんど仕事をしていないように見えても、たった1つのパスで試合を覆す。でもそれは、彼だけの話じゃないんだ」

(c)AFP