■最大15人が妊娠

 キャンプでは今後、より多くの赤ちゃんが生まれる見込みだ。関係者によると、10~15人の女性が妊娠初期~中期にあることがわかっている。

 一方、宿舎の中庭ではアダマワ州政府から支給される古着を受け取るために女性や少女たちが列に並んでいた。さらに、その宿舎の向かい側では、トラックから米の支給が行われている。

 女性らが今月到着する前、同宿舎にはすでに、昨年アダマワ州北部でホコ・ハラムの襲撃があった際に逃げてきた約850人が身を寄せていた。倉庫には即席麺や塩などが入った段ボール箱や、マットレスなどが保管されている。

 元人質たちを支援する取り組みが行われているのは明らかだが、アダマワ北部からボルノ州やヨベ(Yobe)州にかけて暴力は続き、安全な場所として知られるヨラには、数十万人規模の人々が避難。その多くは家族や友人の家に身を寄せている。

 こうした人々が自宅に戻ることができる時期のめどが立たないなか、ボランティアたちによると、ヨラの受け入れ能力は限界に近付いており、より多くの物資と長期にわたる支援が求められている。(c)AFP/Phil HAZLEWOOD