【5月9日 AFP】14-15NBAは8日、プレーオフのイースタンカンファレンス準決勝（7回戦制）が行われ、シカゴ・ブルズ（Chicago Bulls）が99-96でクリーブランド・キャバリアーズ（Cleveland Cavaliers）に勝利した。

 ブルズはデリック・ローズ（Derrick Rose）がこの試合で決めた唯一の3ポイントシュートが決勝のブザービーターとなり、シリーズ対戦成績を2勝1敗とリードした。

 かつてシーズン最優秀選手（MVP）に輝いた実績を持つローズは、30得点7アシスト7リバウンドの活躍をみせると、最後はチームを勝利に導いた。

 キャバリアーズはJ・R・スミス（J.R. Smith）の3ポイントシュートが決まり、試合時間残り10.8秒の場面で96-96の同点に追いつくと、ローズがレブロン・ジェームズ（LeBron James）の密着マークに遭ったブルズは、残り3秒の場面でタイムアウトを取った。

 そしてタイムアウトが明けると同時にブルズはローズにボールを預けると、ドリブルを仕掛けたローズはトリスタン・トンプソン（Tristan Thompson）の目の前でストップし、プレーオフでは自身初となるブザービーターを沈め、最後はチームメートから手荒い祝福を受けた。

 ブルズではローズのほかに、今季のMIP（Most Improved Player）賞に選出されたジミー・バトラー（Jimmy Butler）が20得点を記録した。ローズとバトラーは、第4クオーターでチームが挙げた25得点中23得点を2人で稼いだ。

 一方、キャバリアーズはジェームズのシュートが不発に終わり、フィールドゴール（FG）は25本中8成功、3ポイントシュートは7本中1本しか決まらなかった。しかし、ジェームズは苦しみながらもチームをけん引し、この試合で27得点14アシスト8リバウンドを記録している。(c)AFP