■フィンランド代表に?

 縁者びいきが疑われる中、ロテンベルク・ジュニア自身は、この問題について直接のコメントを控えている。

 ロシアの日刊紙ソビエトスポーツ(Sovetsky Sport)のインタビューに対し、ロテンベルク・ジュニアは「許される限りプレーするだけ。僕の大きな目標は、チームを助けることだから」と答えている。

 ディナモのトップチームでプレーするようになったロテンベルク・ジュニアには、フィンランド代表のミクス・パーテライネン(Mixu Paatelainen)監督から熱視線が注がれている。

 ロシアとフィンランドの市民権を持つロテンベルク・ジュニアは、今月、フィンランド代表合宿に招待されたという。

 フィンランド代表になる可能性が浮上したことについて、ロテンベルク・ジュニアは「長い間、このために頑張ってきた」と喜びを述べている。

「自分の努力が報われてうれしい。僕のやってきたことは、間違っていなかった」

「僕は自分自身をロシア人と認識しているけど、ロシア代表チームは僕のプレーを求めていないようだからね」

「でも、これで終わりとは思っていない。努力し続けて、さらなる成功を手に入れたいんだ」

(c)AFP/Alexandre FEDORETS