【5月8日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は7日、オランダ・エールディビジのPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)とオランダ代表FWメンフィス・デパイ(Memphis Depay)の移籍で合意に達したと発表した。

 ユナイテッドは公式ツイッター(Twitter)で、クラブが「PSVアイントホーフェン、メンフィス・デパイと同選手の移籍で合意に至った」と発表し、メディカルチェックを残すのみになっていると明かした。メディカルチェック完了後、6月の移籍市場開始後に正式契約を結ぶことになる。

 PSVで122試合に出場し、49得点を挙げているデパイの移籍金は2500万ポンド(約46億円)と報じられている。ユナイテッドは契約期間については明かしていない。

 21歳のデパイは、現在ユナイテッドを率いるルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督が指揮を執ったオランダ代表の一員として昨年のサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)に出場し、2得点を挙げてチームの準決勝進出に貢献した。デパイを代表デビューさせたファン・ハール監督は、同大会終了後にユナイテッドの指揮官の座に就いた。

 契約が完了となれば、デパイはユナイテッドの今季終了後最初の新契約選手となる。PSVは今季リーグ戦をまだ2試合残しており、デパイは今後も同クラブで出場を続けると見込まれている。

 デパイはインスタグラム(Instagram)のアカウントに、「いつもこう言ってる。夢を見て、信じて、達成する。僕はPSVでエールディビジの王者になることを夢見て、信じて、それを達成した。信じてくれたPSV、ファンのみんな、(スポンサーの)アンダーアーマー(Under Armour)やSEGフットボール(SEG Football)には感謝している。今度はマンチェスター・ユナイテッドでトロフィーを勝ち取るという目標を立てるときだ」と投稿した。

 ユナイテッドはリーグ4位につけて来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場権獲得に向けて順調に進んでいるが、今季は得点力の無さに苦しんでいる。

 ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)がチーム最多の14得点を挙げているが、2桁得点を挙げているのはデパイと代表のチームメートであるロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)の10点のみとなっている。

 レンタル移籍でASモナコ(AS Monaco)から加入したラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)も苦労が続き4得点にとどまっており、シーズン終了後にはモナコに戻ることが見込まれている。

 リバプール(Liverpool FC)やパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)も触手を伸ばしていたデパイは、今季リーグ戦最多となる21得点を記録してPSVのリーグ制覇に貢献しており、ユナイテッドの攻撃陣を活性させることが期待されている。

 素早く、技術のあるデパイはサイドに開くタイプのFWで、主戦場の左サイドから内側に切れ込んで得意の右足でシュートを放ったり、クロスを供給したりする。またセットプレーからの脅威も持ち合わせている。

 デパイは、PSVからユナイテッドに加入する通算4人目の選手となる。これまで移籍したヤープ・スタム(Jaap Stam)氏、ルート・ファン・ニステルローイ(Ruud Van Nistelrooy)氏、朴智星(Park Ji-sung、パク・チソン)氏は、全員がユナイテッドの本拠オールド・トラフォード(Old Trafford)のファンに人気を博した。(c)AFP/Tom WILLIAMS