【5月1日 AFP】米アップル(Apple)が新発売した腕時計型端末「アップルウオッチ(Apple Watch)」をめぐり、タトゥーによって機能が妨害されるという指摘がユーザーの中から出ている。

 アップルのユーザーサポートサイトには4月30日、「一部のタトゥーインクや模様、色彩によってセンサーの光が遮断され、正常な読み取りができなくなる可能性がある」との注意が掲載された。

 アップルウオッチは裏側にセンサーを搭載しており、手首にLEDライトを照射することでユーザーの血流を検知したり心拍数を測定したりし、それを基に消費カロリーやエクササイズ量を表示する。

 しかし、24日の発売後に一部のユーザーから、タトゥーを入れた手首に装着すると動作がおかしくなるとの報告が上がった。手首に色の濃いタトゥーを入れていると、心拍センサーが正常に働かず、アプリケーションが起動しなかったり機能停止したりするという。

 アップルは公式サポートサイトで、アップルウオッチの心拍センサー機能は皮膚血流量や、走ったり運動をしたりした場合の体の動きに影響されると説明。「一部のタトゥーのように、皮膚に永続的または一時的な変化があった場合も、センサーの機能に影響が出る可能性がある」と述べている。(c)AFP