【4月30日 AFP】カナダの人気アイドル、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)さん(21)が、2013年にツアー先の南米アルゼンチンでカメラマンへの暴力行為に関与したとして同国当局が身柄拘束を求めていることに絡み、イタリアの首都ローマ(Rome)で警察の聴取を受けていると、現地メディアが29日、報じた。

 イタリアの大手日刊紙、レプブリカ(La Repubblica)とコリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)によれば、ビーバーさんは宿泊中の高級ホテルで聴取を受けているが、逮捕はされていない。ビーバーさんは今週、映画『ズーランダー2(Zoolander 2)』にカメオ出演するために、撮影が行われているローマに到着していた。

 報道によればビーバーさんは、4月8日にアルゼンチンの判事が国際刑事警察機構(インターポール、InterpolICPO)にビーバーさんの身柄拘束を求める「国際逮捕手配書(赤手配書)」の発行を要請したことに絡み、事情聴取を受けている。同国の首都ブエノスアイレス(Buenos Aires)・パレルモ(Palermo)地区にあるナイトクラブ前で起きたこの事件では、カメラマンのディエゴ・ペソア(Diego Pesoa)さんが、ビーバーさんの指示を受けたボディーガードにカメラと携帯電話を無理やり奪われたと主張している。

 一方のビーバーさんは、イタリアで聴取を受けたとの報道について、ツイッター(Twitter)に「噂、噂、噂」と書き込み否定。「すべて順調。仕事も。イタリアを楽しんでいるし、ここの人たちは皆、優しい。ありがとう。食べ物も素晴らしい」と書いている。(c)AFP