【4月27日 AFP】先月、サッカーイラン代表監督からの辞任を表明していたカルロス・ケイロス(Carlos Queiroz)氏が、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)出場に向けて指揮を執り続けることが明らかになった。

 かつてレアル・マドリード(Real Madrid)で指揮を執り、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)ではアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)元監督のアシスタントを務めたケイロス氏は、外部からの「圧力」を理由に辞任を発表していた。

 その直後に62歳のケイロス氏は、テヘラン(Tehran)のイマム・ホメイニ(Imam Khomeini)国際空港から代表選手とともに出国する際に、税金問題により出国を拒否されていた。

 しかし、イラン国内メディアが26日に報じたところによると、ケイロス氏はイラン・イスラム共和国サッカー連盟(FFIRI)やスポーツ・青少年省と和解し、ロシアW杯予選に向けて続投することが決まったという。

 イラン国内で人気を誇るケイロス氏は、昨年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)を前に、ベースキャンプ地やその他必要不可欠な準備に関してスポーツ省から十分なサポートがないと語っていた。そして、連盟のアリ・カファシアン(Ali Kafashian)会長は3月20日、4年間指揮を執ったケイロス氏との関係に終止符が打たれたと発表していた。

 しかしながら英字紙テヘラン・タイムス(Tehran Times)は、数週間にわたり行き違いを解決するための話し合いが行われ、25日には最後の和解のための話し合いが行われたと伝えた。

 カファシアン会長は26日付の同紙で、「幸運なことにすべてが解決し、ケイロス氏が2018年のW杯に向けて代表チームのために準備をすることになった。目標は16強入りだ」と語った。

 また、連盟側が支払いを行っていると思われていたケイロス氏の税金問題について同会長は、「この問題については、高官の支援を受けながら全力で解決していく」と述べた。

 一方でケイロス氏は、「非常に前向きな話し合いだった。すべてのファンが次のW杯出場を望んでいる。今われわれが必要としているのは、ビッグイベントでの準備に向けた連盟とスポーツ省のサポートだ」とコメントしている。

 ロシアW杯のアジア2次予選でグループDに入っているイランは、オマーン、インド、トルクメニスタン、グアムと対戦する。(c)AFP