【4月22日 AFP】第2子の誕生を目前に控えた英国のウィリアム王子(Prince William)は、就職先の民間企業での救急輸送機パイロットの訓練をいち早く完了し、休暇に入った。王室関係者が21日、明らかにした。

 王子の公邸であるケンジントン宮殿(Kensington Palace)の報道官によると、王子の次の訓練が始まるのは6月1日の予定だという。

 同報道官は、「育児休暇の取得後、(6月1日までに)完了しなければならない訓練はないため、(勤務先の)ボンド・エア・サービス(Bond Air Services)にはそれまで戻らず、その間は無給休暇を取得する」と説明している。

 王子の妻キャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)は、今月中にも第2子を出産するとみられている。この第2子は性別にかかわらず、2013年に誕生した第1子のジョージ王子(Prince George)に次いで、英国王位継承権第4位となる。

 今年3月にボンドに就職した王子は、年内に航空救急パイロットとして実際に任務を開始する予定。王子は同社から年4万ポンド(約710万円)の給与を受け取るとみられるが、全額を慈善団体・活動に寄付する意向。同国で直系の王位継承者が民間企業に就職したのは、ウィリアム王子が初めてとみられている。

 専門家らは、今回のロイヤルベビー誕生が同国にもたらす経済効果を数千万ポンド(数十億円程度)と見込んでいる。特に王女であれば、今後何年もボーナス的な効果が期待できるという。

 同国小売業研究センター(Centre for Retail ResearchCRR)のジョシュア・バムフィールド(Joshua Bamfield)所長は、小売業界での調査を行った上で、「もし女の子なら、メディアとデザイナーらにとって絶対に外れのない投資のようなものです」と分析している。

 バムフィールド氏は第2子誕生時の経済効果を8000万ポンド(約143億円)程度とみている。うち3分の2は国民が誕生を祝う際の飲食費、残る3分の1は記念グッズの売り上げによる見通し。一方同センターは、ジョージ王子誕生時の経済効果について、2億4700万ポンド(約441億円)に上ったと推計している。(c)AFP