【4月20日 AFP】女子テニス、国別対抗戦のフェドカップ(2015 Fed Cup)は19日、ワールドグループ1部準決勝が各地で行われ、チェコは3勝1敗でフランスを破り、5年間で4度目の決勝進出を果たした。

 オストラバ(Ostrava)にあるCEZアリーナ(CEZ Arena)の室内ハードコートで、第3試合に出場した昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)覇者ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova)は、6-4、6-4でフランスのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia)を退け、チェコに決定的な3勝目をもたらした。

 2011年大会(2011 Fed Cup)からの連覇に続き、昨年大会(2014 Fed Cup)でも優勝しているチェコは、11月14日から2日間プラハ(Prague)で行われる決勝で、ロシアを迎え撃つ。

 疲労のためしばらくツアーを欠場していたチェコナンバーワンのクビトバは、久々の大会でも好調を維持しており、世界ランク29位のガルシアに快勝したことで、フェドカップのシングルス通算25個目の白星を挙げた。

 ガルシアがいら立ちを見せる中、クビトバは2度のブレークで第1セットを奪取。第2セットでは、ウィンブルドンを2度制している女王が、21歳の新星相手に5-1のリードを奪うと、多少の反撃を許したが、そのまま難なく逃げ切った。

 第4試合は行われず、消化試合となった第5試合のダブルスでフランス組が勝利したため、通算成績は3-1となった。(c)AFP