【4月14日 AFP】(一部更新、写真追加)ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)の教育省に14日、自動車爆弾による大きな爆発の後、武装グループが押し入り、激しい銃撃が起きた。救急当局によると少なくとも15人が死亡、20人が負傷した。イスラム過激派組織アルシャバーブ(Shebab)が犯行声明を出した。

 現地の警察や目撃者によると、武装グループは自動車爆弾の大きな爆発により厳重に警備された同省建物に侵入することができたという。

 国家治安省の報道官によると、アルシャバーブ側は自爆した2人を含む6人が死亡した。

 現地の警察幹部は「爆発物を積載した車両1台が入り口の門に激突した」と述べた。

 教育省があるモガディシオのK5地区ではここ数か月、同様の襲撃事件が続いている。国際社会とアフリカ連合(AU)軍の支援を受けるソマリア政府と敵対する国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のアルシャバーブは、モガディシオでは日常的に襲撃事件を起こしている。また厳戒警備の建物に侵入する際に自動車爆弾を爆破させてから襲撃する手口は、アルシャバーブの特徴として知られている。(c)AFP