【4月15日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)は14日、準々決勝の第1戦が行われ、ユベントス(Juventus)は1-0でASモナコ(AS Monaco)に先勝した。

 モナコの強固な守備に苦戦したユベントスだが、チリ代表アルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)が後半に決めたPKが決勝点となり、本拠地での第1戦で勝利を収めた。

 ユベントスは前半からいくつか好機を作ったが、得点にはつなげられたなかった。一方、敵地で行われた決勝トーナメント1回戦第1戦でアーセナル(Arsenal)に3-1で勝利しているモナコは、ヤニック・フェレイラ・カラスコ(Yannick Ferreira Carrasco)の放ったシュートがGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)のほぼ正面に飛んでしまった。

 そして迎えた後半12分、ペナルティーエリア手前でモナコのDFリカルド・カルバーリョ(Ricardo Carvalho)とアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)がもつれあいながら倒れると、パヴェル・クラロヴェック(Pavel Kralovec)主審はペナルティースポットを指さした。

 モナコの選手は、ファウルがあったのはエリアの外だと抗議したが判定は変わらず。先制の機会を得たユベントスは、前半に2回枠を外していたビダルが落ち着いてゴール左上にボールを蹴り込んだ。

 モナコのレオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)監督は、「まったく違った結果を持ち帰ることを望んでいたし、準決勝に進みたければ、今回とはまったく違った試合をする必要がある」と語った。

 ジャルディム監督はさらに、試合後も怒りが収まらない様子で、「それでも、存在しないPKで試合が決まってしまった。残念だ。われわれは良い試合をしたし、こっちだって準々決勝に勝ち上がったチームだ。スコアが試合内容をきちんと反映しているとは思わない」とコメントしている。

 対するユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、1点のアドバンテージでは突破におそらく足りないとの見解を示し、「われわれとしては良い結果だし、アウェーゴールを与えなかったことで少し有利になった。しかし、モナコで行われる試合は簡単にはならない」と語った。(c)AFP/Justin DAVIS