【4月7日 AFP】(写真追加)オーストラリアのキャンプ場から先週末に行方不明になっていた自閉症の少年が7日、森の中で4日ぶりに無事発見された。警察は、少年が生還したのは「奇跡だ」としている。

 ルーク・シャンブルック(Luke Shambrook)君(11)は、3日に豪ビクトリア(Victoria)州にあるレイク・エイルドン国立公園(Lake Eildon National Park)内のキャンプ場で目撃されたのを最後に、行方が分からなくなっていた。

 捜索活動に当たっていた警察のヘリコプターが7日、キャンプ場から3キロほど離れた、荒涼とした地形を歩いているルーク君を発見。救急隊員が保護し、病院に搬送した。ルーク君には低体温症と脱水症状が見られたという。

 現場で取材に応じたビクトリア州警察のリック・ニュージェント(Rick Nugent)署長代理は、夜間は冷え込む上に7日午前中は雨が降っていたことを指摘し、ルーク君が無事発見されたのは「ある意味で奇跡だ」と述べた。(c)AFP