【4月6日 AFP】14-15スペイン1部リーグは5日、第29節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は1-0でセルタ(Celta de Vigo)に勝利した。

 バルセロナは後半29分にジェレミ・マテュー(Jeremy Mathieu)が決めた値千金のゴールが決勝点となり、2位レアル・マドリード(Real Madrid)との勝ち点4差を保った。

 2-1で勝利した前節のレアル戦でも先制点を挙げているマテューは、この日のゴールがバルセロナ加入後2得点目となったが、チームがセルタの組織立った守備をなかなか崩せずにいた状況での決勝点は、前節と変わらない重みを持つものになった。

 バルセロナは昨年11月のカンプ・ノウ(Camp Nou)での対戦でもセルタに苦杯を喫しており、前半10分すぎにはGKクラウディオ・ブラーボ(Claudio Bravo)が何とか防いだものの決定機を作られ、この試合もバルセロナにとっては難しい90分になることが予想された。

 それでもバルセロナは、リオネル・メッシ(Lionel Messi)が最初の決定機を作ったが、カーブをかけたシュートはセルタのGKセルジオ・アルバレス(Sergio Alvarez)にうまく阻まれ、跳ね返りに詰めたネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のシュートも枠を外れた。

 その後、セルタは前回の対戦で決勝点を挙げているホアキン・ラリベイ(Joaquin Larrivey)が前半最大の決定機を迎えたが、GKとほぼ1対1になりながらシュートを大きく上にふかしてしまった。

 そして迎えた後半、良い形で入ったのはバルセロナの方で、ネイマールが絶妙なシュートで先制点を決めたかのように見えたが、オフサイドの判定でゴールは認められなかった。

 それでもバルセロナは、セットプレーからようやく得点を奪った。シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)のFKをマテューがうまく頭で合わせ、強烈なシュートはクロスバーに当たってゴールに入った。

 セルタはその後、ファビアン・オレジャーナ(Fabian Orellana)がセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)に芝を投げつけるという奇行に及んで退場処分となり、10人で試合を終えた。(c)AFP/Kieran CANNING