■金銭では買えない経験

 チーム代表のライダー氏は、勝利を目指すためにはこれからも欧州勢の経験を生かす必要があるとし、「いずれアフリカ人選手100パーセントのチームにするのかと問われたら、答えはノーだ」と述べている。

「選手に関して言えば、ボアッソンはツール・ド・フランスで2回優勝したチームに在籍していたことがある。その豊富な経験は金銭で買えるものではない」

「速やかに前進するためには、彼らのような選手から学ぶしかない。欧州のライダーは、多くの貴重な経験を与えてくれる。彼らならアフリカの選手に、欧州に進出してロードレースで生き抜く方法を教える手助けになってくれるはずだ」

 南アフリカの元選手であるジャン・ピエール・ファン・サイル(Jean-Pierre van Zyl)氏は、若いアフリカのチームがレースを競うことは象徴的な側面を持つだけでなく、インパクトを与えると信じている。

 サイル氏は、「今はまだ売り出し中のチームだが、選手たちはツール・ド・フランスで競う力は持っていると思う」と述べている。

「彼らはブエルタ・ア・エスパーニャで実力を示してきたから、特に問題はないし、いずれにせよマイナスにはならないはずだ」

 2007年の創設以来、チームは流星のごとく成長しており、2013年にはアフリカ勢で初めて国際自転車競技連合(UCI)のプロコンチネンタルチームとして登録を果たした。

 ツール・ド・フランスの大会ディレクターを務めるクリスティアン・プリュドム(Christian Prudhomme)氏はAFPに対し、「クベカがツールに参戦することは、自転車競技におけるアフリカ勢の発展を加速することにつながる」とし、「(ツールの)世界は、これからも広がり続ける」と述べた。(c)AFP/Christophe BEAUDUFE