【3月28日 AFP】サッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)は27日、予選の試合が各地で行われ、グループCのスペインは1-0でウクライナに勝利した。

 辛勝を収めた王者スペインは、本大会出場に向けて大きな一歩を踏み出した。

 この日代表の公式戦初出場となったスペインのアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)のゴールが、この試合唯一の得点となった。

 この勝利でグループ2位のスペインはウクライナに勝ち点3差をつけた。しかしながら、この日ルクセンブルクに3-0で勝利した首位スロバキアとの同3差は変わっていない。

 U-21代表レベルでは多くの得点を決めているモラタは、負傷のジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)に代わって先発起用された。

 試合開始序盤にはダビド・シルバ(David Silva)のスルーパスから得たチャンスを逃したモラタだったが、前半28分にU-21のチームメート、コケ(Jorge Resurreccion Merodio 'Koke')からのスルーパスに反応すると、相手GKの上を抜くループシュートでネットを揺らした。

 モラタは試合後、「簡単じゃなかった。相手は守備のなんたるかを分かっているし、とても積極的だった。自分にとって最高の試合とまではいかないが、また呼ばれてプレーするチャンスを手にするために、しっかりと続けていくことが必要だと思う」とコメントした。(c)AFP