【3月23日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2015)は22日、男子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-7、6-2で第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を退け、大会連覇を飾ったと同時に、ツアー通算50個目のタイトルを手にした。

 27歳の世界ランク1位は、4度目のBNPパリバ・オープン制覇を果たし、フェデラーの持つ最多優勝記録に並んだ。

 過去38度対戦している両選手は、ハードコートで再び激闘を繰り広げたが、現在のところ20勝18敗でフェデラーが勝ち越している。

 ジョコビッチは、昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)決勝以降、2試合連続でフェデラーにストレート負けを喫していた。また、同じ対戦カードだった昨年大会の決勝でも、フルセットの戦いを強いられていた。

 2004年大会以降、4回ずつ優勝を飾っているジョコビッチとフェデラーだが、2年続けて決勝で対戦するのは初めてのことだった。

 ジョコビッチはこの日、8本のサービスエースと26個のウイナーを記録すると、2時間17分の試合の中で、5度のブレークを奪った。

 約1万4000人が観戦に訪れた会場で、フェデラーは43個のアンフォーストエラーを犯し、サービスにも苦しんだ。

 ジョコビッチは、ボリス・ベッカー(Boris Becker)コーチの獲得タイトル数を抜き、ツアー通算50勝の大台を突破した。(c)AFP