【3月15日 AFP】2014-15アルペンスキーW杯は14日、スウェーデンのオーレ(Are)で女子回転の第8戦が行われ、五輪の金メダリストで2度の世界選手権制覇を誇るミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)が、2本合計タイム1分44秒56で優勝した。

 2位には1.41秒差でベロニカ・ベレズ・ズズロバ(Veronika Velez-Zuzulova、スロバキア)が、3位には2.15秒差でサルカ・ストラチョワ(Sarka Strachova、チェコ)が入った。

 20歳のシフリンは、2013年と今年の世界選手権で女子回転を制したほか、その間にソチ冬季五輪の同種目でも女王に輝いている。この日、1本目の滑走を終えてトップに立ったシフリンは、2本目でも最速タイムをマークして、堂々の優勝を飾った。

「すべての滑走が、最後のランだと思うようにしているの!」と語ったシフリンは、「私の心をすべてその1本にささげ、できるだけ速く滑ったとき、何が起きるかということね。後悔はしたくないから」としている。

「1本目で大きなリードを奪ったときなんかは、緊張がピークに達する。そういうときは、うまくいかないような気持ちになってしまうの」

 この結果、シフリンは579ポイントで女子回転の首位に立っている。種目別の2位には、90ポイント差でフリダ・ハンスドター(Frida Hansdotter、スウェーデン)がつけているものの、地元で行われたこの大会で、ハンスドターは6位に終わった。

 総合順位では、オーストリアのアンナ・フェニンガー(Anna Fenninger)が依然として首位に君臨。この日16位に終わったティナ・マゼ(Tina Maze、スロベニア)は、30ポイント差でフェニンガーを追いかけている。(c)AFP