【3月23日 AFPBB News】米アラスカ(Alaska)州で今月に開催された「アイディタロッド犬ぞりレース(Iditarod Trail Sled Dog Race)」で、新潟県出身の犬ぞりレーサー(マッシャー)、本多有香(Yuka Honda)さん(42)が、総距離1000マイル(約1600キロ)を12日間以上かけ無事完走した。

 公式ウェブサイトによると、本多さんは21日、同州西部ノーム(Nome)のゴールに到着。順位は55位、タイムは12日8時間32分55秒だった。今年の優勝は、親子3代にわたりマッシャーを続けるアラスカ州在住のダラス・シーベイ(Dallas Seavey)さんで、18日に8日と約18時間のタイムでゴールした。

 アイディタロッド犬ぞりレースは、アラスカ州中南部のアンカレッジ(Anchorage)を出発し、同州西部ベーリング海(Bering Sea)沿岸のノームにあるゴールを目指す。目的は、犬ぞり文化とアラスカン・ハスキー、さらにスワード(Seward)─ノーム間の歴史あるアイディタロッド・トレイル(Iditarod Trail)の保存と保護。主催者側のウェブサイトによると、レースには険しい山道や凍った川、深い森、荒涼としたツンドラ地帯、風が吹きつける氷点下の海岸沿いのトレイルなどが含まれている。(c)DPA/AFPBB News