【3月9日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2015)は8日、各地でワールドグループ1回戦が行われ、アルゼンチンはレオナルド・メイヤー(Leonardo Mayer)がブラジルのジョアン・ソウザ(Joao Souza)との6時間42分の長丁場となった一戦をフルセットで制し、対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。

 メイヤーが7-6、7-6、5-7、5-7、15-13で制した一戦は、デビス杯のシングルスでは史上最長の試合となった。

 第5試合でアルゼンチンはフェデリコ・デルボニス(Federico Delbonis)がトーマス・ベルッチ(Thomaz Bellucci)から第1セットを先取したものの、試合は日没のため順延となった。試合の続きは9日に行われる。

 11度目のマッチポイントで勝利を手にしたメイヤーは134本のアンフォーストエラーを重ねたものの、16本のサービスエースと89本のウイナーを決め、23度迎えたチャンスのうち6本をブレークにつなげた。

 デビス杯シングルスでのこれまでの最長試合は、1982年大会で米国のジョン・マッケンロー(John McEnroe)が9-7、6-2、15-17、3-6、8-6でスウェーデンのマッツ・ビランデル(Mats Wilander)を下した6時間22分だった。

 この日の試合は、2010年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2010)でジョン・イズナー(John Isner、米国)とニコラ・マウー(Nicolas Mahut、フランス)が記録した11時間超の最長試合に次ぐ歴代2位の記録となっている。(c)AFP