【2月3日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2013)は2日、ワールドグループ1回戦が各地で行われ、チェコのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych)/ルカシュ・ロソル(Lukas Rosol)組が6-4、5-7、6-4、6-7、24-22でスイスのマルコ・チウディネリ(Marco Chiudinelli)/スタニスラス・ワウリンカ(Stanislas Wawrinka)組に勝利し、対戦成績を2勝1敗として準々決勝進出に王手をかけた。

 心身ともに疲れが残るであろう大会史上最長の7時間1分を費やした試合は、1982年に行われた米国対スウェーデンの一戦で、米国のジョン・マッケンロー(John McEnroe)とスウェーデンのマッツ・ビランデル(Mats Wilander)が記録した6時間22分を更新した。この試合はマッケンローが9-7、6-2、15-17、3-6、8-6で勝利を収めている。

 12回のマッチポイントをしのいだスイス組だったが、最後はチウディネリがダブルフォールトを犯し、3時間35分を費やした最終セットはチェコ組に軍配が上がった。

 この結果、王者チェコは4月にカザフスタン対オーストリアの勝者と対戦する準々決勝に王手をかけた。

 3日に行われるシングルスでスイスのワウリンカと対戦するチェコのベルディハは、「こんなに長い試合は初めてだ。勝てて嬉しいけれど、準々決勝に進出するためにはあと1勝しなければならない。とても長かったけれど、回復する時間はある」と述べた。

 一方、1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2013)4回戦でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)と5時間に及んだ試合を戦っているワウリンカは、3日の試合で戦う準備はできていると主張した。

 ロジャー・フェデラー(Roger Federer)不在のチームを引っ張るワウリンカは、「肉体的にも精神的にも疲れた。だけど準備はできている」と語った。(c)AFP/Dave James