【3月7日 AFP】世界ゴルフ選手権(World Golf Championships 2015)第1戦、キャデラック選手権(Cadillac Championship)は6日、米マイアミ(Miami)のTPCブルー・モンスター(TPC Blue Monster)で2日目が行われ、米国のJ.B.ホームズ(J.B. Holmes)が4度ウオーターハザードにつかまる苦戦を強いられながら、通算9アンダーで首位を堅持した。

 初日を驚異の62で回ったホームズは、2日目をなんとか1オーバーでまとめると、2位のライアン・ムーア(Ryan Moore、米国)に2打差をつけた。

 ホームズが我慢のラウンドを制する中、世界ランク1位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)はいら立ちを抑えることができず、自身のプレーに腹を立てるあまり、パー5の8番で3番アイアンを池に放り投げた。

 来月行われる第79回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2015)を制し、キャリアグランドスラムを達成したいと考える25歳のマキロイは、このホールを含む4つのホールでボギーを記録。通算1アンダーの11位タイとなっている。

「いら立ちに負けた」と振り返ったマキロイは、「ここ数週間、それと闘っている」とコメントした。

 また、怒りにまかせた行動が、誇れるものだとは思っていないようだ。

「そのときはすっきりしたけど、今は後悔している。その後はボギーから立ち直って、まずまずのスコアを残すことができた」

 通算6アンダーの単独3位には、この日の最少スコアをマークしたアダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)がつけており、第78回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2014)王者のバッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)と、スウェーデンのヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson)が、通算4アンダーの4位タイに入っている。(c)AFP